保育園の保護者会について【保護者会開催経験40回以上の現役保育士が詳しく解説!】

ウマ子先生
ウマ子先生

こんにちは。ウマ子です!

ウマ子ってどんな人??

・保育士歴15年の現役保育士

・主任兼新人保育士教育担当

・現在園長を目指して勉強中

・子育て中の二児のママ

今回の記事では、保育園の保護者会についてお話をします!

こんな人にオススメの記事

◯保護者会で何を話せばいいか悩んでいる
◯保育園に子どもを預けていて、保護者会はどんなことをするのか知りたいパパママ
◯保育園の保護者会の進め方や内容を具体的に知りたい

ウマ子先生
ウマ子先生

保護者会で話すのってとても緊張しますよね…。

人前で話すのが苦手…

失敗したらどうしよう…

時間が余ったりしたらどうしよう…

保護者の方はちゃんと聞いてくれるかな…

などと不安も大きいのではないでしょうか?

ウマ子先生
ウマ子先生

ウマ子も保護者会がとても苦手で、失敗談も多くあります…。

失敗を重ねながらも、保護者会を行っていく中で、少しずつ進め方やコツがわかってくるようになりました。

そのような経験を元に、今回の記事では保護者会の主な内容や、保育士として保護者会を進める上でのコツをお話しします。

この記事の内容

〇保護者会の主な流れがわかる!

〇保護者会で話す際のコツがわかる!

〇事前準備の仕方がわかる!

→保護者会への不安がなくなり、自信を持って話すことができるようになる!!

日々頑張る保育士さんやパパママさんの参考になると嬉しいです!!

保育園の保護者会って??

1年に1〜4回程度行うところが多い

保育園では、年に1〜4回程保護者会を開催しています。

保護者会の頻度は保育園によって異なりますが、大体1年に数回行うところが多いです。

時期としては、年度の始まりの4月、年度の中間の10月、年度の締めくくりの3月に行う事が多いです。

夕方のお迎えの時間に合わせて行う事が多い

保育園によって異なりますが、大体は平日の夕方お迎えの時間に行う事が多いです。

土曜日の日中に行うところもありますが、大体は平日の夕方お迎えの時間に合わせて行います。

保育士からのお話や保護者同士の親睦の時間に

担任の保育士からクラスの様子やお願いなどをお伝えしたり、保護者同士の親睦を深めたりします。

保育士より保育園での子どもの様子をお伝えしたり、保護者同士自己紹介をしたり、時には悩み相談をしたりと、交流の時間を設けています。

数年前までは、コロナ禍で中止にしている保育園やzoomなどのオンラインでの開催をしている保育園も多くありましたが、今は対面での通常通りの保護者会を再開しているところが多いようです。

主な流れ

保護者会の主な流れ

~担任より~

保育園でのクラスの様子や取り組みと、子どもの様子を伝える

準備物のお願いや今後の行事の詳細など保育園やクラスからのお知らせがあれば伝える

今後の取り組みや活動、遊びについて伝える

~交流の時間~

保護者の方の自己紹介を順番に行う

保護者の方のお悩み相談タイム

~最後に質疑応答をして終了~

保護者会の基本的な流れとしては、前半に保育園でのクラスの様子取り組み、その中での子どもの姿や成長をお伝えします。

洋服の記名のお願い等保育園側から伝えておきたいお願い等があればその際に一緒に伝えると良いです。

4.5月頃に行う保護者会であれば、進級して間もないため、新しいクラスや環境に慣れないながらも、一生懸命身の回りのことを自分で行おうとしたり、新しい先生や友だちと関わる様子をお伝えしていきます。

一年の中間、9.10月頃に行う保護者会であれば、半年間の成長や運動会に関する活動などの様子をお伝えすると共に、年度末に向けての取り組みなどをお伝えします。

年度末の2.3月に行う保護者会は、一年間の子どもの成長を振り返りながら、進級や進学に向けたお話や取り組みをお話ししていきます。

クラスとして、保育園としてのお願いや行事等に関してのお知らせがあればあわせて伝えていきましょう。

その後、保護者会の後半では、保護者会の方同士交流の時間を設ける事が多いです。保護者の自己紹介や子どものチャームポイント、一年の成長を感じたことなどを順番に発表する保育園が多いようです。

事前準備で行うべき事4選

流れと話す内容を決める

まずは、保護者会の流れと話したい内容について考えていきます。保護者会で何を伝えたいのか、をしっかりと明確にした上で、内容を決めていく必要があります。

担任として保育士として、日々どのような保育を行っているか、取り組みを行っているか、その中で子どもたちはどんな様子で過ごしているか、をわかりやすくまとめます。

複数担任の場合は、役割を分担して話す内容を決める事が多いです。

時間配分を決める

時間配分を出来るだけ具体的に決めましょう!

保護者会でよくある失敗の一つ、早く終わりすぎてしまったり、反対に長引きすぎてしまったりという事があります。

保護者の方は、限られた時間の中で来てくださっています。そのため、時間通りに終わる事が一番望ましいです。

時間を大幅に前後する事がないよう、事前にしっかりと時間配分をしておきましょう。可能であれば、実際に自分で声に出して練習してみて、どのくらい時間がかかるかを計る事が望ましいです。

ウマ子先生
ウマ子先生

もし早く終わってしまった場合はこれを話す、もし長引いてしまった場合はこれを省く、など早く終わりそうな時と長引きそうになった時の対策を考えておくと、その場で臨機応変に対応しやすいですね!

人前で話す練習をする

実際に話す内容を声に出して練習してみましょう!誰かに聞いてもらえたらよりGOOD!

保護者会は慣れないうちは、大勢の大人の前で話す事にとても緊張する事と思います。ウマ子も手汗がびしょびしょになるくらい緊張して、終わったころには記憶がない、という事もありました・・・。

出来るだけ緊張せずにスムーズに話せるように、また、当日のイメージが湧きやすいようにするためにも、実際に保護者の方の前で話す事を想定して、練習をしてみましょう。

職場の同僚や家族など、誰かに聞いてもらう、誰かの前で話す練習をするとより良いです。その際に、時間も見るようにすると時間配分についても分かりやすくなります。

配布する資料を作成する

配布する資料があれば作成します。言葉だけでは伝えられない、子どもの様子などの写真があると、保護者の方もより保育園での様子のイメージがわきやすくなります。

※子どもの顔が映った配布物は禁止されている保育園もあるので、確認してみてください。

資料をそのまま読み上げるのはNG!

時々、配った資料の文章をそのまま読む保育士さんもいますが、それだと保護者会にわざわざ来た意味が薄れてしまいます。資料はあくまでも、後で見返したとき用のまとめと思って作成しましょう。

保護者会で話す際のコツ3選

ウマ子先生
ウマ子先生

ここからは、保護者会に向けて頑張って準備をしている先生に向けた、保護者の前で話すコツを3つ紹介します。

保護者の方に問いかけるようにして話す

大勢の保護者の方の前では緊張しますが、保護者の方一人ひとりを見ながら、問いかけるようにして話す、または問いかけながら話すと、緊張が和らぎます!

保護者の方からしても、問いかけられながら話を聞くことで、退屈せずに、一緒に参加をしながら話を聞くことができます。

例えば、

「身の回りのことを自分で、と積極的に行おうとする子どもたちの様子が見られるようになりました。〇〇ちゃんも最近では自分で洋服が脱げるようになってきましたよね。」と子どもの名前を出すことにより、保護者の方を巻き込んで、話を進めていくことができます。

全員の名前を出す必要はありませんが、できるだけ偏りがないようにする必要がありますので、その点だけ注意をしてください。

具体例を挙げながら話す

子どもたちが好きな玩具やハマっている絵本、集団遊びなどがあれば、見本を見せながら紹介すると、保護者の方が保育園での様子を具体的に知る事が出来ます。

ご家庭での遊びや関わりに活かしてもらうきっかけにもなりますので、いくつかご紹介すると良いですね。

結論から話す

結論から分かりやすく簡潔に、がポイント!!

これは保護者会だけではなく、話すときのコツにも繋がりますが、入口や前置きが長いと、退屈してしまい、その後どれだけ大切な事や良い話をしたとしてもなかなか入ってきません。

反対に、先に結論から伝えて、その後その理由や様子などを細かく伝える事により、退屈せずに最後まで話を聞いてもらえることが出来ます。

「今年度クラスとして子どもたちの成長が大きく感じられたポイントが三つあります。一つ目は友だちとの関わり方、二つ目は言葉でのやりとり、三つ目は身の回りのことを自分で行う様子についてです。まず友だちとの関わり方ですが…」と話すと、その後の話す内容が明確にわかるため、興味を持って話を聞いてもらいやすくなります。

保護者会でのおすすめ自己紹介方法

ウマ子先生
ウマ子先生

保護者会の自己紹介で使える盛り上がりアイディアをご紹介します。

サイコロを振ってトークテーマを決める

大きめのサイコロを作り、サイコロの面に6つ質問を書いておきます。それを保護者の方に振ってもらい、出た質問に簡単に答えてもらいます。イベント感が出て盛り上がります。

子どもの話題だけでなく、保護者の方に対する質問も入れる

子どもに関してだけでなく、保護者の方の趣味や休日の過ごし方などを入れると、共通点がある保護者同士が仲良くなるきっかけになり、保護者同士の交流の場になりやすいです。保育士の先生たちも自分自身の話をする事で、保護者の方との会話も深まるきっかけになる事と思います。

まとめ

以上、保護者会についてお話をしました。

保育園の保護者会とは

年に1〜4回程保護者会を開催

保護者の方が保育園に来て、保護者の方と保育士でお話をする時間

主な流れ

〇担任より、保育園でのクラスの様子や取り組み、準備物のお願いや今後の行事の詳細など保育園やクラスからのお知らせ、今後の取り組みや活動・遊びについて伝える

〇保護者の方の自己紹介を順番に行う

〇保護者の方のお悩み相談タイム

~最後に質疑応答をして終了~

事前準備で行うべき事4選

流れと話す内容を決める

時間配分を決める

人前で話す練習をする

配布する資料を作成する

保護者会で話す際のコツ3選

保護者の方に問いかけるようにして話す

具体例を挙げながら話す

結論から話す

保護者会でのおすすめ自己紹介方法

サイコロを振ってトークテーマを決める

子どもの話題だけでなく、保護者の方に対する質問も入れる

保護者の方は保護者会のために時間を取って来てくださっています。せっかくきてもらうのであれば、保護者の方に「来てよかった」と感じてもらえたり、楽しんで参加してもらえるような保護者会にしたいですよね。そのためには、話す側の保育士も楽しんで行うと良いかと思います。

ウマ子先生
ウマ子先生

間違えたって大丈夫、緊張したって大丈夫!

保育士さんにとっても保護者の方にとっても、保護者会が素敵な時間になりますように!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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