連絡帳を書く時のコツ3選【すぐに使える文例もご紹介!】

ウマ子先生
ウマ子先生

こんにちは。ウマ子です!

ウマ子ってどんな人??

・保育士歴15年の現役保育士

・主任兼新人保育士教育担当

・現在園長を目指して勉強中

・子育て中の二児のママ

今回の記事では、保育園の連絡帳についてお話します。

こんな人におすすめの記事

◯連絡帳の書き方に悩んでいる
◯保育学校に通っている
◯連絡帳の書き方や内容を具体的に知りたい

ウマ子先生
ウマ子先生

連絡帳を書くのって難しいですよね…💦

内容がマンネリ化している…

書くのに時間がかかってしまう…

何を書いていいかわからない…

こんな悩みを抱えている方も多いかと思います。

ウマ子先生
ウマ子先生

ウマ子はこれまで15年保育士として連絡帳を書いてきました。

また、新しい先生に対して連絡帳添削や書き方指導も行ってきました!

そのような経験を生かして今回の記事では、保連絡帳の書き方やコツ、注意点などをお話しします。

この記事の内容

〇連絡帳の基本的な書き方がわかる!

〇具体的な文例がわかる!

〇連絡帳を書くコツがわかる!

→明日から連絡帳がスイスイ書けるようになる!!

連絡帳を書く時の参考になると嬉しいです!!

保育園の連絡帳って?

連絡帳は、保育士と保護者の方と子どもの様子を伝えあったり、コミュニケーションをとる方法の一つです。

連絡帳では、日々の子どもの様子や成長を感じた事を文章で記入する他、睡眠時間や食事量、排便の様子、検温などを記載します。

基本的に0〜2歳児クラスは毎日記入する保育園がほとんどです。

幼児クラス以降になると、毎日記入する保育園もあれば、記入する頻度が週に一回程度になったり、ノートの形式が異なり、睡眠や食事量の記載がなく連絡事項のみのノートを使用している保育園もあります。

最近では、保育園の情報を保護者の方と共有するツールとして、アプリを導入している保育園も増えていて、連絡帳もアプリで配信する保育園も増えてきました。

保育士さんによって、ノートや文章を書くのが得意な先生と苦手な先生、保護者の方とのやりとりが得意な先生と苦手な先生…様々な先生がいるかと思います。

ウマ子先生
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コツをつかめば誰でもスムーズに書く事ができるようになります!!

どう書けば良い?

ウマ子先生
ウマ子先生

保育園ごとに異なるかとは思いますが、一般的な文章の構成や書き方について簡単にご紹介します。

保護者のコメントの返信

まずは保護者の方が書いたコメントについて返信をしましょう。

保護者の方は先生と共有したいと感じた子どもの様子や成長など様々な事を書いてくれます。

家で行っている遊びや身の回りの事を自分で行おうとする様子などです。そのような内容の場合は、「ほほえましいですね」「保育園でも温かく見守っていきます」など感じた事を返信します。

時には、プラスの内容だけでなく、マイナスの内容を書いてきてくる事もあります。

「イヤイヤ期で困ってます」「片づけをしなかったので昨日もパパに叱られました」などです。

「困った様子があり先生にも共有したい」「困ってるから助けてほしい」などという保護者の方の思いが感じ取れます。

ウマ子先生
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マイナスの内容の場合は、保護者の方からの小さなSOSです。

大変だった保護者の方の気持ちに寄り添い受け止めながらも、保育園で行っている片づけの方法や解決方法を伝えて、楽しく子育てができるような意見を伝えます。

保育園によっては、その日の連絡事項についても保護者が連絡帳に記入する事もあります。

お迎え時間やお迎えに来る人の変更や体調面についてなどです。

その場合は記入するところが決まっている場合は記入をしたり、他の先生に伝達をすることを忘れないように気を付けましょう。

子どものその日の様子

日中のお散歩に行った時の様子や園庭や公園で遊んでいた様子、友だちと一緒に楽しさを共有していた様子など、その日に行っていた遊びや様子の中から印象に残った姿やエピソードを書きます。

例えば…

✖ 公園の花を見つけて観察して楽しんでいました。

⭕️ 公園で花を見つけて、しゃがんでしばらくの間花を観察していて、指で花びらを触ったりにおいをかいだりして楽しんでいました。

ウマ子先生
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大まかな様子ではなく、できるだけ具体的に書くと、様子が分かりやすく伝わりますね!

保育士の感想

子どもの様子だけでも良いのですが、そこにプラス保育士としての感想を加えると、あなたならではの生き生きとした連絡帳になります。

上記の例だと、「公園で花を見つけて、しゃがんでしばらくの間花を観察していて、指で花びらを触ったりにおいをかいだりして楽しんでいました。まるで研究者のようでした」「○○ちゃんの自然物への好奇心を大切に、温かく見守っていきたいと思います。」とプラスするとより温かな連絡帳になります。

ウマ子先生
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感想と考えるとなかなか難しく感じるかもしれませんが、あなたなりの感じた事を素直に伝える事で、保護者の方にもきっと子どもへの愛情ややさしさが伝わります!

すぐ使える!具体的な表現方法

ウマ子先生
ウマ子先生

連絡帳を書く時、感想を伝える方法として、使いやすい具体的な表現方法をお伝えします。

使いやすい表現方法…

可愛らしかったです。

微笑ましかったです。

成長が感じられます。

嬉しくなりました。

元気をもらいました。

優しさが伝わりました。

温かく見守っていきます。

たくさん共感して過ごしています。

上記の文章で締めくくる事により、温かみが感じられる連絡帳になりやすいです。

連絡帳を書く際に一番大切な事は、子どもの様子をしっかり観察する事です。

子どもをしっかり観察しながら、印象に残った様子を覚えておいたりメモに取ったりして、連絡帳を書くといいですね!

連絡帳を書く上で大切な事3選

自分の心に残ったエピソードを書く

その子どもならではの様子を書くようにしましょう。

連絡帳は、日中のお散歩や製作活動など主活動の様子を書かなくてはいけない、という決まりはありません。主活動の様子だけ思い出そうとすると、「あれ、この子何してたっけ??」と感じることもあるのではないでしょうか。

そのようなときは、日中の主活動の様子だけでなく、お着替えを自分で行おうとする様子や、ブロック遊びをしていた際に、お友だちにどうぞ、と貸してあげた様子など、その日一日を通して自分の心に残ったその子どもの様子を書くようにしましょう。

ウマ子先生
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連絡帳を書く事に苦戦している保育士さんは、子どもと関わる中で、保護者に伝えたい事があったらノートに簡単にメモをする、そのメモを見て連絡帳を記入するという事から始めるといいですね!

保護者がどのような心情で書いているかを読み取る

保護者の方のコメントは、保護者の方がどのような心情で書いているかを読み取った上で返信をするようにします。

例えば、『昨日はティッシュを一箱全部中身をだして遊んでいました。片付けがとても大変でした。』という内容の記載が保護者の方からあった場合は、イタズラしている我が子の様子を伝えながらも、ママの大変だった様子やもどかしさを感じている様子が感じられます。

その為、『〇〇ちゃんのイタズラ心に火がついたようですね。お母さんが一生懸命片付けてくれた背中もきっと〇〇ちゃんは見ていることと思います。いつも優しい〇〇ちゃん、次はお片付けまで一緒にしてくれる日が来ることと思います。』と、子どものイタズラできた事は認めながら、保護者の方の大変さをお伝えした上で、次の関わり方をやんわりとお伝えするようにします。

同じ内容の文章でも、『昨日はティッシュを一箱全部中身をだして遊んでいました。終わった後はしてやったぜ!ニヤリとドヤ顔でした。』という内容の記載が保護者の方からあった場合は、我が子のイタズラを伝え、その様子を微笑ましく見守っている保護者の気持ちが伺えます。このような時は、『〇〇ちゃんのイタズラ心に火がついたようですね。きっと達成感へと繋がったことと思います。温かく見守ってくれるママ、素敵です。』と、保護者の方の視点に寄り添いながら、育児の方針に共感していけるようにしています。

上記のように同じような出来事の記入でも、保護者の方がどう受け取っているかによって、保育士としての返信も異なってくるため、保護者の方の意図やお気持ちを考えて返信するようにします。

保護者の方へ尊敬の気持ちを持って記入する

連絡帳に限ったことではありませんが、保護者の方は毎日仕事をしながら、一生懸命子どもと向き合って育児を行なっています。その事に対して、尊敬の気持ちは忘れずに保護者の方と関わるようにしています。

朝は「忙しい中ちゃんと時間通りに送ってくれてありがとうございます」、帰りは「今日もお仕事一日お疲れ様です」という気持ちをもって保護者の方とかかわるようにしています。

もちろん自分の子育てや仕事を保護者の方が行うのはあたり前かもしれませんが、当たり前の事に感謝をして過ごす事も大切だと考えます。

ウマ子先生
ウマ子先生

感謝と尊敬の気持ちを持つ事は素敵な事ですね!

連絡帳を書く時のNG行動3選

続いて、連絡帳を書く上でしてはいけないNG行動について3つお話しします。

ネガティブな内容を記載する

ネガティブな内容はできるだけ連絡帳に書く事は避けましょう!

連絡帳は、特に手書きのものは思い出として今後もずっと捨てずにとっておく方もいます。

そのため、ネガティブな内容を連絡帳に記載すると、後々嫌な思い出として形に残ってしまいます

また、連絡帳は対面の会話と違って、相手がどんな状況で見るかもわかりませんし、こちらの伝えるときの表情や声のトーンなども伝わりません。そのため、読んだ時に相手がどのように感じるかを読み取ることができません。

ウマ子先生
ウマ子先生

友だちと喧嘩をした、友だちに対して手が出た、何かを壊してしまったなどのマイナスな様子について伝える必要があるのであれば、連絡帳に記載するのではなく、口頭で伝えるようにするといいですね!

マイナスに捉える可能性がある表現方法を使う


保護者の方は基本的には、仕事終わりの夕方や夜に連絡帳を確認します。こちらがどれだけ良い意味で使っていたとしても、受け取る側が不快と感じる可能性があります。

疲れていたりするときに読むこともありますので、マイナスに捉える可能性がある表現方法はできるだけ避けましょう。

マイナスに捉える可能性がある言葉…

やんちゃ、おしゃべり、いたずら、いたずらっこ、おてんば

読みづらい文章で書く

一文がすごく長いと読みづらくなってしまう事も…。

気付いたら一文がとても長くなってしまい、読みにくい文章になってしまう事もありますよね。

例えば…

✖️今日は園庭でおままごとで遊んだのですが、〇〇ちゃんは上手に砂場でお子様ランチを作ってくれて友だちと一緒にレストランごっこに発展させて楽しんでいて、とても微笑ましかったです。

⭕️今日は園庭の砂場でおままごとをして遊びました。〇〇ちゃんは上手にお子様ランチを作ってくれて、友達と一緒にレストランごっこに発展させて楽しんでいました。とても微笑ましかったです。

文章を区切るだけで、ぐっと読みやすくなりますね!

まとまっていない文章を書いてしまうと、何を伝えたかったのかわからなくなってしまう事も…。

内容がどれだけ素敵でも、文章がまとまっていないと保護者の方には伝わりづらくなってしまいます。

例えば…

✖️電車のおもちゃで遊んでいると、他の友だちも欲しがってしまったので、どうする?と聞くとどうぞと譲ってあげていて、嬉しそうでした。

⭕️電車のおもちゃで遊んでいると、他の友だちがきて遊びたそうにしていました。その後保育士が仲介をして、2人に「どうしよっか?」と聞くと、そのおもちゃを友だちに渡してあげていました。〇〇くんの優しい気持ちが伝わり、嬉しかったです。

ウマ子先生
ウマ子先生

話がまとまっているか、書いた後一度読み直す習慣をつけるといいですね!

まとめ

連絡帳は、保育士と保護者の方と子どもの様子を伝えあったり、コミュニケーションをとる方法の一つです。

日々の子どもの様子や成長を感じた事を文章で記入する他、睡眠時間や食事量、排便の様子、検温などを記載します。

連絡帳の書き方

保護者のコメントの返信をして、その後に子どものその日の様子と保育士の感想を書く

連絡帳を書く上で大切な事

〇自分の心に残ったエピソードを書く

〇保護者がどのような心情で書いているかを読み取る

〇保護者の方へ尊敬の気持ちを持って記入する

連絡帳を書く時のNG行動

◯ネガティブな内容を記載する

◯マイナスに捉える可能性がある表現方法を使う

(やんちゃ、おしゃべり、いたずら、いたずらっこ、おてんばなど)

◯読みづらい文章で書く

以上、連絡帳についてお話をしました。

ウマ子先生
ウマ子先生

うまく書けなくても、一生懸命書けば保護者の方には必ず伝わります!!

連絡帳を記入する事が、保護者の方にとっても、保育士さんにとっても、楽しいコミュニケーションの一つになると嬉しいです!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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