こんにちは。ウマ子です!
ウマ子ってどんな人??
・保育士歴15年の現役保育士
・主任兼新人保育士教育担当
・現在園長を目指して勉強中
・子育て中の二児のママ
今回の記事では、保育園実習についてお話をします。
こんな人にオススメの記事
◯保育園実習を控えている
◯保育士になりたいと思っている
◯とにかく保育園実習について具体的に知りたい
初めての実習ってとても緊張しますよね…
子どもとうまく関われるかな…
失敗したらどうしよう…
先生はどんな先生かな…
怒られたりしないかな…
などと不安も大きいのではないでしょうか。
ウマ子も初めての保育園実習はとても緊張した事を今でも鮮明に覚えています。
自身も実習を経験し、その後は主任保育士として実習生と関わる立場になった経験を元に、保育実習について具体的にお話をします!!
この記事の内容
○実習までの流れや、持ち物、実習内容が具体的にかわる!
○大切な事とNG行動がわかる!
→見通しをもって実習に参加をする事が出来るようになる!!
実習を控えている方の参考になると嬉しいです!!
保育実習って?
保育士になる為には、保育園実習20日間、施設実習20日間の計4回行う必要があります。
保育園実習とは、保育施設で保育士の仕事を実際に体験する実習の事で、保育士の資格を取るためには必ず行わなくてはいけません。
今回はそのうちの保育園実習についてお話をします。
施設実習に関してはこちらで紹介していますので、気になる方はご覧ください。
実習の期間と実習までの流れ
保育園実習の一回の期間は学校や機関によって異なりますが、日数にすると10日間、土日を含まないので期間にするとおよそ2週間というところが多いです。
20日間の実習期間を設けている場合や、体調を崩したり何らかの理由で実習ができない場合は伸びる事もありますが、基本的には上記の期間で実施しているところが多いです。
実習までの主な流れは上記の通りです!
主な流れ
① 実習先の保育園を決める
② 実習先の保育園に電話をする
③ 事前の打ち合わせ・オリエンテーションに参加をする
④ 持ち物の準備を行う
⑤ 保育園実習開始
実習先が決まったら、実習先の保育園に挨拶の電話をしましょう。
実習先の保育園は、保育学校が決めてくれるところもあれば、自分で実習を受け入れてくれる保育園を探すところもあります。
実習先を自分で決める場合は、まずは実習したい保育園探しから始まります。自分が通っていた保育園や家の近くの保育園で実習したいところが決まっている場合は、その保育園が受け入れてくれているかを確認しましょう。
その際に持ち物や実習時間、質問事項があれば伺うようにします。事前の打ち合わせで、オリエンテーションとして、実習前に保育園に来てほしいと言われる事がほとんどです。その際は電話口ではなく、事前に伺った時に持ち物や実習時間、質問事項を伺います。
もし実習したい保育園が特にない場合は、家から近めの保育園を選ぶと良いでしょう。徒歩4.5分などと、あまりにも近いと生活圏が重なり過ぎてしまう為、一つ二つ隣の駅にある保育園が望ましいかと思います。場所から保育園を探した後は、保育園のホームページを見て、保育方針や保育内容を確認しておくと良いです。
保育学校が決めてくれる場合は、実習先が決まったら、実習先の保育園に挨拶の電話をしましょう。
あとの手順は先ほどの実習先を自分で決める場合と同様です。
電話をして実習を受け入れてくれるかを確認したのちに、事前オリエンテーションの有無、時間や持ち物、質問事項等を聞きましょう。
実習の持ち物
実習先や日程が決まったら、次は持ち物の準備をしましょう!
必要な持ち物については、必ず事前に実習先に確認するようにします。実習に必要な持ち物は主に下記の通りです。
実習に必要な持ち物
・保育用エプロン
・名札
・食事介助用のエプロンと三角巾
・実習先で着る動きやすい服
・メモ帳とボールペン
・タオルやハンカチ
・実習日誌や指導計画
・保育や部分実習に使えるアイテム(絵本・ペープサート・エプロンシアター・手袋シアター等)
・外遊び用の上着と運動靴と帽子
・水筒とお弁当
・上履き
それぞれの持ち物について詳しく解説していきます!
保育用エプロンと名札…特に指定がない場合は、好きなキャラクターなどのエプロンを用意します。子どものよだれなどで汚れる事も多いので、2.3枚用意すると安心です。ポケットが2.3個ある物が使いやすいです。
名前がわかるようにエプロンに名札をつけると、子どもたちも先生たちも名前で呼びやすいです。プラスチック製の名札は、乳児クラスに入る可能性があり、危険な為禁止している保育園もあります。そのため、可能であればエプロンに直接名前をわかりやすく書くか、布製の名札を用意するとより良いです。
食事介助用のエプロンと三角巾・実習先で着る動きやすい服…服装について指定がなければ動きやすいズボンとシンプルなTシャツを用意しましょう。腕や足の丈が長過ぎたりすると、見栄えも良くないですし子供が踏んでしまう可能性がありますので、自分に合ったサイズのものを選びましょう。
保育園によっては、食事介助用にエプロンと三角巾をつけている保育園もありますので、必要であれば用意します。
メモ帳とボールペン…エプロンのポケットに入るコンパクトなものを選びましょう。保育実習は覚える事や教えてもらう事がたくさんあります。何が言われた事をすぐメモできるように用意しておきます。
実習日誌や指導計画…学校の指定のものがある場合はそれを必ず持参しましょう。保育園に毎日提出して、担当の保育士さんにコメントを書いてもらうため、忘れずに持参するようにします。
事前に書くべきところがあれば、しっかりと記入してから実習を行うようにします。
保育や部分実習に使えるアイテム…実習の後半になると、部分実習や責任実習など一定の時間の保育を任せられる実習があります。その際に使用できる、絵本・ペープサート・エプロンシアター・手袋シアターなどのアイテムがある場合には持参しましょう。
学校の授業などで作ったものなどでも構いません。
外遊び用の上着と運動靴と帽子…基本的には日中は園庭や公園に行って遊びます。その為、時期に合わせた上着や帽子を用意します。運動靴に関しては、行き来で使用する靴と併用であれば、別に運動靴を持っていく必要はありません。子どもたちとたくさん体を動かしてあそぶので、履き慣れていて歩きやすいシンプルなスニーカーを選びます。
水筒とお弁当…お弁当は、保育園によっては給食が出るところもある為、その際は必要ありません。お弁当は持参する必要があるか事前に確認するようにしましょう。実習は慣れない場所で1日ずっと子どもと関わる為、予想以上に喉が渇きます。水分補給の水筒は多めに用意しましょう。
上履き…保育園によっては、上履きを履いて過ごす為、必要であれば上履きも用意します。名前はできるだけ大きくわかりやすく記入しましょう。
実習先の荷物置き場が狭い事も多いので、上記のものをできるだけコンパクトにまとめるといいですね!
以上、持ち物についてご紹介しました。
実習の種類と内容
実習の主な種類としては、下記の4種類です。
観察実習
子どもや保育士さんの様子を観察する実習です。
子どもと関わったり保育をすることはなく、観察して学びを深めるための実習です。
参加実習
保育士さんの補助として、保育に入る実習です。
保育士さんの動きを見たり指示を受けながら一緒に保育を行います。
部分実習
実習生が主となり遊びを進めていく実習です。
日中の主活動の時間に30分から1時間程度時間をもらい、事前に立てた指導計画の元、実習生が主となり遊びを進めていく実習です。
責任実習
事前に立てた指導計画の元、丸一日、又は午前中か午後、つまり長い時間、実習生が主となって保育を進めていく実習です。
遊びだけでなく、着替えや食事、午睡などにも携わり、保育士さんと共に保育を行っていきます。
担当するクラスは、何歳児クラスを見たいか、何歳児クラスで責任実習や部分実習をしたいか、などの希望を聞いてくれる場合もあれば、決められている場合もあります。
実習の流れとしては、最初の1日目は観察実習、その後は参加実習、7.8日目に部分実習、最終日に責任実習を行う、という形が多いです。
部分実習や責任実習で行いたい遊びや活動があれば、事前に用意をしておくとよりスムーズに実習を進める事ができます。
実習の際に大切な事4選
ここからは、実習をする上で大切な事4つをお話します!
元気に挨拶する
子どもにも先生にも、まずは目を見て元気に挨拶をしましょう!!
基本的な事ではありますが、元気に目を見て挨拶を丁寧にする先生と、目を合わせずに挨拶をする元気のない先生とだと、第一印象だけでなくその後の評価にも大きくつながります。
また、子どもから見ても、話しかけにくい存在に感じてしまいます。
反対に、元気に挨拶をするだけで第一印象だけでなく保育士さんからの評価や子どもからの見え方も良くなるため、実践しやすいかと思います。
初日は特に、元気に目を見て挨拶を丁寧にするように心がけましょう!
学びの姿勢を持つ
実際に自分が保育士として働く事をイメージしながら実習に参加をするとGOOD!!
保育士を目指すにあたって、実習は子どもの様子や保育士さんの動きや子どものと関わりなど、たくさんの学びが詰まっています。実際に自分が保育士として働いてお給料をもらうという事を意識しながら、学びの姿勢を持って実習に参加をしましょう。
保育士さんに何か教えてもらったり任せられた際には、必ずこまめにメモを取って、実習日誌に記載するとより良いですね!!
全力で楽しむ
子どもと関わる事を全力で楽しむとGOOD!!
初めての実習はその場にいるだけ、子どもと関わるだけでも、緊張するものです。
ですが、子どもたちは新しい先生に興味津々です。また、子どもは大人の気持ちを見透かす能力があるので、実習生が一生懸命子どもと関わろうとすると、必ず子どもの様子として返ってきます。
その為、まずは緊張を一度取り払って、子どもと全力で遊んで楽しみましょう。
実習生が一緒に楽しく遊んでくれると、子どもから「〇〇先生と遊びたい」「次はこれして遊ぼう」などと、声をかけてくれるようになる事も多いです!!
積極的に行動する
気づいた事は保育士さんに確認しながら、積極的に行動してみましょう!!
実習後半になると少しずつ毎日のルーティンがわかるようになり、「次は掃除したほうがいいかな」「子どもと一緒に遊ぶ時間かな」などと感じるようになります。
そのようなときは必ず周りにいる保育士さんに「掃除してもいいですか?」「子どもに付いてもいいですか?」などと確認をしてから、積極的に行動するようにしましょう。
保育士さんからしてみると、積極的な先生は評価も高くなりやすいです。
「これしたほうが良いかな?」と迷ったら、積極的に保育士さんに確認してから行動してみるとよいですね!!
NG行動2選
ここからは、NG行動についてお話をします。
個人情報を親や友だちに話す
保育園内の子どもの名前や子どもの情報は、親や友だちであっても、絶対に話してはいけません!!
気軽に「〇〇ちゃんがアレルギーで」「〇〇ちゃんのお母さん、あそこのスーパーで働いてるんだよ」などと、保育園外で個人名を出さないように十分注意をしましょう。
保育園の大まかな生活の流れや手遊びなどの情報を友だち同士で交換することは全く問題ありませんが、子どもや親、先生たちの個人名を出すことは控えましょう。
保育士さんの許可なく勝手に行動する
自分の判断で勝手に行動してはいけません!!
保育園は大切な子どもの命を預かっている場所です。
実習生はまだ保育士ではないので、子どもを預かる現場においては、何かを判断する力が未熟です。そのため、何か行動しようとする際やわからないことがあったら、必ずそばにいる保育士さんに確認するようにしましょう。
保育士さんは忙しそうに動いていて声をかけにくいこともあるかと思いますが、確認せずに行動したり、行動できずに何もしないよりは断然印象が良いので、勇気を出して声をかけてみましょう。
まとめ
保育園実習の期間
学校や機関によって異なりますが、日数にすると10日間、土日を含まないので期間にするとおよそ2週間
実習までの主な流れ
〇実習先を決める
〇実習先に電話をする
〇事前の打ち合わせ・オリエンテーションに参加をする
〇持ち物等の準備を行う
主な持ち物:保育用エプロン・名札・食事介助用のエプロンと三角巾・実習先で着る動きやすい服・メモ帳とボールペン・タオルやハンカチ・実習日誌や指導計画・保育や部分実習に使えるアイテム(絵本・ペープサート・エプロンシアター・手袋シアター等)・外遊び用の上着と運動靴と帽子・水筒とお弁当・上履き
実習中の流れ
最初の1日目は観察実習、その後は参加実習、7.8日目に部分実習、最終日に責任実習を行う、という形が多い
担当するクラスは、何歳児クラスを見たいか、何歳児クラスで責任実習や部分実習をしたいか、などの希望を聞いてくれる場合もあれば、決められている場合もある
実習の際に大切な事
〇学びの姿勢を持つ
〇全力で楽しむ
〇積極的に行動する
〇元気に挨拶をする
実習の際に絶対にしてはいけない事
〇個人情報を親や友だちに話す
〇保育士さんの許可なく勝手に行動する
以上、保育園実習についてお話をしました。
保育実習は、保育士になるための練習期間です。
失敗しても大丈夫!
子どもが好きというあなたのその気持ちに自信を持って!
楽しむ事が一番大切です!!
実習を控える学生さんや、保育士を目指す方の参考になると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。