こんにちは。ウマ子です!
ウマ子ってどんな人??
・保育士歴15年の現役保育士
・主任兼新人保育士教育担当
・現在園長を目指して勉強中
・子育て中の二児のママ
今回の記事では、ご家庭での子どものイヤイヤ期についてお話をします。
こんな人にオススメの記事
◯子どものイヤイヤ期に悩まされている
◯子どもについイライラしてしまう…
◯イヤイヤ期っていつ終わるの…?
子どものイヤイヤ期って本当に大変ですよね…
実はウマ子もついつい子どもにイヤイヤしてしまう事もたくさんありました…
子どもはもちろん可愛いですが、子育ては楽しい事ばかりではありません。
0歳児の赤ちゃんはただいるだけで可愛かった存在でしたが、1歳を過ぎると自我が芽生え始め、自己主張をするようになります。一般的にはイヤイヤ期と呼ばれ、世のパパママたちから恐れられている時期です。
ウマ子は保育士としてこれまで1歳児クラスの経験は3回ほどあり、担任以外でもフリーとして、イヤイヤ期の子どもの対応を100人以上してきました。
また、2児のママとして現在子育て奮闘中です。
そのような経験を生かして、今回の記事では1〜4歳くらいのお子様をお持ちの、イヤイヤ期に悩むパパママに向けて、お話をします。
この記事の内容
○イヤイヤ期とはどんな時期なのか、いつ頃なのかが具体的にわかる!
○イライラしない子育て方法がわかる!
○イヤイヤ期におけるNG行動がわかる!
→イヤイヤ期を気楽に楽しく乗り越えられるようになる!
子どもにとってイヤイヤ期は、子どもにとって大切な時間であり、一生懸命向き合おうとするパパママさんの思いや行動は絶対に無駄ではありません!!
そんなイヤイヤ期を少しでも気楽に楽しく過ごせるような手助けが出来たら嬉しいです!!
イヤイヤ期とは?
イヤイヤ期は台風のようなもの!
子どものイヤイヤ期は、台風のようなもので、備えて過ぎ去るのを待つしかありません。
イヤイヤ期とは、自我の芽生えにより、自己主張をする事が増えて、自分の気持ちを押し通そうとして「いや」という主張を繰り返す時期の事です。
子どものイヤイヤ期は、大体の子どもは必ず来るもので、台風同様こちらの力で小さくしたり来ないようにしたりという事は一切できません。子どものイヤイヤ期は解決するものではなく、必要な備えをしながら過ぎ去るのを待つものです。
イヤイヤ期は成長の証
では、イヤイヤ期は子どもにとってどんな時期なのでしょうか。
イヤイヤ期で思い切り自己主張をする事により、いろんな力を養っていきます!
自分の気持ちの表現の仕方や気持ちの切り替え方、表現をしたら周りはどんな反応をするかを知りながら、周りの状況に合わせて納得する経験を重ねていきます。
イヤイヤ期は子どもがまた一つも二つも成長するための儀式なのです!!
イヤイヤ期はあなたの子どもだけではありません!
イヤイヤ期はみんなが通る道です!
子育ては時に孤独です。
特に子どもがイヤイヤと自己主張をしている時は、目の前の子どもの事しか見えなくなります。
ですが、同じような思いをしているパパママ達はたくさんいます。
1人じゃない、我が子だけじゃない!と思うだけでも、少し気が楽になりませんか?
イヤイヤ期はいつまで続く?
では、イヤイヤ期は具体的にいつ頃なのでしょうか。
2歳前後がイヤイヤ期のピーク
個人差はありますが、1歳半頃から自己主張が始まり2歳前後がイヤイヤ期のピークで、2歳半頃に少しずつ落ち着いてくる事が多いです。
その大変さは、「魔の二歳児」と呼ばれる事からも感じ取れますね…。
子どものイヤイヤ期は必ず終わりがくる!
イヤイヤ期を乗り越えた後は、大変だった日々も良い思い出に感じる時が必ず来ます。
日々子育てをがんばるパパママさんは、きっと時に子どもに振り回されて疲れる事もあるかもしれません。日々頑張っているからこそ、うまくいかない事に対してイラ立つ事もあるかと思います。
ウマ子も、我が子にイラ立って何度感情的に叱ってしまったかわかりません。このいやいやのやり取りがいつまで続くのか…と心が折れそうになる事もたくさんありました。
ただでさえがんばっているパパママさん、どうか自分や子どもを責めすぎないでくださいね。
3歳になると子育てがぐっとラクに!
2歳のイヤイヤ期を乗り越えるとグッと子育てがラクになります!
個人差はありますが、アンケート結果でも3歳を過ぎると子育てがラクになる、という結果が出ているようです。
3歳になると身の回りの事が自分でできるようになったり、言葉でのやり取りがスムーズにできるようになったり、気持ちに折り合いをつけるという事ができるようになってきます。
今は大変でも終わりがくるとわかると、少し気が楽になりますね!
イヤイヤ期の子どもにしてはいけないNG行動3選
では、イヤイヤ期の子どもにしてはいけないNG行動をご紹介します。
この行動をしてしまうと、より一層イヤイヤが加速してしまう可能性があります。
余計に子どもを叱る
癇癪を起している子どもに対して、頭ごなしに叱るのはNG!
イヤイヤ期の子どもはよく癇癪を起します。持っている物をひたすら投げたり、近くの大人をたたいたり、ジャンプや足踏みをして泣き叫んだり…自己主張をしようと一生懸命表現します。
そのような状況の時に大人が、「物は投げないって言っているでしょ!!」「話を聞きなさい!!」などとヒートアップして叱っても、子どもは話を聞く事はできません。
少し時間をおいて、子どもが落ち着いてからいけない事を伝えるようにしましょう!
癇癪を起したときは、安全を確保できる場所にいる場合は、2~3メートルほど離れた場所で子どもが落ち着くのを待ちます。少し時間が経って子どもの様子が落ち着いたときに、子どもの話を聞きます。
道路など危険が伴う場所にいる場合は、安全な場所に移動だけして、少しだけ離れて様子を見守ります。
その後、「〇〇ちゃんの気持ちはわかったよ、でもたたくのはいけないよね?」などと、子どもの気持ちを受け止めた後に行けない事を伝えるようにすると、子どもも納得して話を聞く事が出来ます。
なんでも子どもの思い通りにする
癇癪を起したからと言って、なんでも子どもの思い通りにしてはNG!!
子どもはとても頭が良いです。癇癪を起したときに、子どもの要求を何でも受け入れてしまうと、子どもは「癇癪を起したら自分の思い通りにパパママが動いてくれる」と思い、自分の要求を押し通す方法として癇癪を頻繁に起こすようになってしまう可能性があります。
むしろ癇癪を起していないときに、たくさん褒めてあげましょう!
癇癪を起したら子どもの言う事を聞くのではなく、自分の気持ちを泣かずに言葉で言えた時やよく頑張ったと思った時などに、たくさん褒めるようにして、自分の気持ちの正しい表現方法を伝えてあげましょう。
癇癪を起す理由は、自分の気持ちの表現方法がわからないからです。
その為、自分の気持ちを言葉で落ち着いて伝える方法を示して、出来た場合には十分に褒めて認めると、子どもも自分の気持ちの表現の仕方が身に付いていきます。
何が何でも向き合おうとする
イヤイヤ期の原因は自分(パパママ)にあると考えて、一生懸命真剣に向き合おうとするのはNG!
冒頭でもお伝えしましたが、イヤイヤ期は台風のようなもので、止めようとしたりしてもかえって危険が及ぶ可能性があります。イヤイヤ期の子どもの主張の内容自体はあまり意味がないものが多いです。
真剣に向き合おうとすると、かえって大人が疲れてイラ立ってしまう事につながってしまう可能性があります。
子どもの気持ちが向くまで気長に待ちましょう!
イヤイヤ期の子どもが嫌がる事は、出来るだけしない、または、着替えやお風呂などしなくてはいけない事は出来るだけ手早く済ませるようにします。
子どもが嫌がらずに自主的に行おうとする日が必ず来ます。子どもの気持ちが向くまで気長に待ちましょう。
イライラしない子育て方法3選
子育ての中で大切なのは、子育てをパパママ自身が楽しむ事です!
イヤイヤ期だけではなく子育てに対して、楽しみながら余裕を持って関わる事ができる簡単な習慣を紹介します。
「まあいいか!」を口癖に
子どもに対してイライラしたりする背景には、親の求める子どもの姿や状況に対して、思い通りにならない事へのもどかしさがあるからです。
「子どもに片付けをしてほしいのになんでしないの?」
「電車の中で静かにして欲しいのに、なんで走り回るの?」
「なんで言うことを聞いてくれないの?」
などです。
このような感情が子どもに対して生まれるという事は、責任を持って子育てをしている証、毎日一生懸命頑張っている証です。ですが、それは時には子どもに伝わらない事もあります。
そのような時にイライラして親の気持ちをぶつけてしまうと、より一層子どもは反発心が芽生えてしまいます。
そのため、イライラしそうな時こそ、心の中で「まあ、いいか!」と周りの状況に納得ができる一言を繰り返すように意識をすると、イラ立ちも収まってきます。
時間に余裕を持って行動する
時間に余裕がないときは、思い通りに動いてくれない子どもに対してイライラしてしまう事が多いです。
保育園の朝の登園前や、お出掛けの準備の時など、時間に余裕がないときは気持ちにも余裕がなくなってしまいます。
子どもの目線でよくよく考えてみると、時間がない事は、子どもには関係のない事で時間なんてわからないのに、「急ぎなさい!」などと言われても、急ぐ事なんてできないですよね。
そのため、時間に余裕をもって行動する習慣をつけると、子どもがぐずって時間がかかってしまったとしても余裕を持って対応する事が出来て、イライラする場面は少なくなります。
他の子どもと比べるのをやめる
自分の気持ちに余裕がない時は、他の親や子どもが良く見えがち…。だからこそ他の子どもと比べるのではなく、過去の自分の子どもと比べてあげて、成長を感じましょう!
子育てをしているとどうしても他の子どもや親と比べてしまう事もあるかと思います。
「他の子どもはこんなにイヤイヤとわがまま言わないのに」
「他の子どもはもっとお利口さんなのに」
「他の子どもはもっとできるのに」
「他の親はもっと楽しそうに子育てをしてるのに」など…。
そのような時もありますが、意識をして、他の子どもと比べるのではなく、過去の子どもと比べるようにしています。
子どもが赤ちゃんの頃の写真を見返してもいいですし、数ヶ月前のことを思い出し、過去にできなかった事が今できるようになっている事実などに目を向けるようにします。
そうすると、自然と他の子どもと比べることの無意味さを感じられる事と思います。
まとめ
以上、子どものイヤイヤ期についてお話をしました。
〇イヤイヤ期とは
自我の芽生えにより、自己主張をする事が増えて、自分の気持ちを押し通そうとして「いや」という主張を繰り返す時期の事
台風のようなもので、備えて過ぎ去るのを待つしかない
個人差はあるが、1歳半頃から自己主張が始まり2歳前後がイヤイヤ期のピークで、2歳半頃に少しずつ落ち着いてくる事が多い
〇イヤイヤ期の子どもにしてはいけないNG行動3選
・余計に子どもを叱る
・なんでも子どもの思い通りにする
・何が何でも向き合おうとする
〇イライラしない子育て方法3選
・「まあいいか!」を口癖に
・時間に余裕を持って行動する
・他の子どもと比べるのをやめる
子どもの前で親が感情的になること自体は悪いことだとは思いません。
ただ、あまりにもイライラしていたり、その時間が長引いて、子どもにひどい態度をとってしまったり、心無い言葉を伝えてしまう可能性もあります。それを避けるために、少し離れて落ち着く事が必要だと考えます。
子どもの一番近くにいるパパママが笑顔で子育てをする事が一番大切です。
イヤイヤ期に振り回されて、疲弊しているパパママさん、どうか頑張りすぎないで、時には自分の事も褒めて甘やかす時間も取ってくださいね。
以上、子どものイヤイヤ期について、子育てを楽しめるようになる習慣についてお話しをしました。
たくさんのパパママが楽しんで子育てをできる手伝いができると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。