保育士の仕事って?【現役保育士が良いところ5選と大変なところ5選を詳しく解説】

ウマ子先生
ウマ子先生

こんにちは。ウマ子です!

ウマ子ってどんな人??

・保育士歴15年の現役保育士

・主任兼新人保育士教育担当

・現在園長を目指して勉強中

・子育て中の二児のママ

今回の記事では、保育士の仕事について、良いところや大変なところをお話します。

こんな人におすすめの記事

◯保育士になりたいけど大変そう…
◯実際に保育士の話を具体的に聞きたい
◯保育士の仕事って実際どうなの?

ウマ子先生
ウマ子先生

保育士は激務でブラック…そんなイメージはないですか??

保育士って実際大変?

やりがいはある?

自分に合ってるか不安…

こんな思いを抱えている方も多いかと思います。

ウマ子先生
ウマ子先生

ウマ子も保育士になる前は不安でいっぱいでした…。

こちらの記事では、保育士の仕事について実際に保育士として働いている目線で、具体的な良いところや大変なところ、やりがいについてお話をしたいと思います。

保育士になりたいと考えている方、保育士を目指して勉強中の方などの参考になると嬉しいです!!

保育士になったきっかけ

保育士になろうと思ったきっかけは、子どもが好きだから、という方がほとんどではないでしょうか。

ウマ子もその一人で、人のお世話をする事が小さい頃から好きで、自分より小さい子と関わるのが好きでした。

「子どもが好き」という事はとても基本的な感情ではありますが、保育士を続けていく上で一番大切な気持ちです。

保育士をしていると、大変な事やきつい事も沢山あります。その中で子どもが好きで子どもを大切に想う気持ちがあれば、きっと乗り越えられるはずです。

ウマ子先生
ウマ子先生

今あなたが抱えている、子どもが好きで保育士になりたいという想いを是非今後も大切にしてほしいです!!

良いところ5選

ウマ子先生
ウマ子先生

ウマ子が感じる保育士の仕事の良いところをご紹介します。

子どもが可愛い

何よりもまず、想像以上に子どもが可愛い事、子どもの成長が何よりも嬉しい事です。

もちろん大変な事もありますが、子どもの笑顔や様子、成長に何度も助けられました。大変な事があっても、毎日子どもたちが元気に「先生~!!」と来てくれると不思議と力が湧いてきます。

毎日子どもと関わる事ができる

大好きな子どもと毎日関わる事ができる事が何よりの喜びです。

書類業務や掃除、製作物など、子どもと関わる仕事も多いですが、基本的には子どもと関わる時間が大半です。

週初めの月曜日や、ゴールデンウィークや年末年始などの長期の休み明けなどは、「また仕事が始まるな・・・行きたくないな・・・」などと感じる事もありますが、いざ保育室に入って子どもと会うだけでそのようなマイナスな気持ちが一気に吹き飛びます。

自分が担任する子どもの可愛さは格別

子どもはどの年齢ももちろんかわいいのですが、自分が担任するクラスの子どもは格別に可愛いです!

毎日ほとんどの時間を一緒に過ごすので、子どもとの絆もどんどん深まっていきます。

よく親は自分の子どもが一番かわいいと言いますが、保育士も同様で、自分が担任するクラスの子どもが一番かわいいと感じている保育士さんも多いのではないでしょうか。

子どもの成長を間近で感じられる

子どもの成長を間近で感じる事ができる事も、保育士としての大きな喜びの一つです。

保育園で初めて歩けるようになった、先生って呼んでくれるようになった、自分で着替えができるようになった、など成長を感じられる場面がたくさんあります。

子どもの持つ力は偉大で、子どもの成長を感じる場面があると、より一層自分も保育士として頑張ろうという気持ちが芽生えてきます。

子どもの成長を見守り、発達を促すことが保育士の仕事ではありますが、子どもの成長に私も力をもらっています。

保護者の方と子どもの成長を喜び合える

保護者の方と信頼関係ができてくると、成長の喜びを共有できる大切な存在になります!

子どもが保育園で過ごす時間は、ご家庭でパパママと過ごす時間と同じくらい、または起きている時間で考えるとそれ以上です。

そのため、子どもの様子や成長について、保護者の方と喜びを共有する事ができ、保育士としての喜びにもつながています。

年数を重ねていくと、保護者の方との信頼関係も築けるようになり、かかわりが深まってきて、友人のように話ができるようになったりもするので、保護者の方とお話しする時間も楽しい時間になってきます。

やりがいを感じるところ5選

ウマ子先生
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仕事をする上でやりがいって大切ですよね!

保育士のやりがいを感じるところをご紹介します。

子どもが懐いてくれる

保育士の先生が愛情を持って子どもと接していれば、必ず子どもにもその気持ちが伝わります!

最初は自分の事だけ嫌がっていた子どもが、初めて笑顔を見せてくれた時、初めて先生ー、と言って自分のお膝に来てくれた時、成長して身の回りのことを自分で行おうと頑張ろうとしている時、すくすく大きくなって、卒園式を迎えた時、継続して頑張った分だけ喜びは広がります。

保護者から感謝の言葉をもらう

保護者の方から「先生が担任で良かった!」などの言葉をもらえる事が励みに!

保育は正解がなく結果が出ない事がほとんどです。時に自分の保育に自信が持てなくなる事もありますが、保護者の方から感謝の言葉をいただくと、とても前向きに保育を行う事ができます。

保護者の方との信頼関係が築けるようになる事も保育士としてのやりがいの一つですね!

担任した子どもが無事に卒園を迎える

0・1歳児のころから担任をしていた子どもが立派に卒園を迎える瞬間は感無量です!

小さかった子どもたちが、立派に卒園式に参加をして卒園を迎える瞬間は保育士としてもとても嬉しいです。

卒園を迎えるまでに、日々の保育と合わせて、卒園式への準備や保育要録作成など様々な仕事があり大変な事もたくさんありますが、その分より一層喜びにつながります。

子どもの成長や達成できた事を同僚と喜び合える

楽しい事や嬉しい事、大変な事などを同僚と共有し、喜び合える事もやりがいに!

保育園は一人では絶対に成り立ちません。一緒に保育を頑張る仲間がいるからこそ成り立っています。

子どもの成長を喜び合ったり、時には落ち組む事があっても励まし合ったり、運動会や卒園式など大きな行事を終えた時に達成感を共有したりと、同僚と一緒だからこそ乗り越えられた事もたくさんあります。

楽しくやりがいを感じながら保育園で働くには、信頼できる同僚がいるとより良いですね!

先輩や主任、園長から認めてもらえる

日々の頑張りを先輩や主任、園長から認めてもらえて、いろんな仕事を任されるようになると、より一層頑張ろう!という気持ちに!!

日々頑張って保育をしていると必ず誰かが見ていてくれます。

時に先輩に褒められたり認められたりすると、自信を持って保育を行う事が出来るようになってきます。

保育園はクラスリーダー・主任・副主任などの役割があります。日々頑張って保育を行っていると、保育園にもよりますが、数年後には役割を任せてもらえるようになります。

役職をもらえるようになると、責任が増える分給料アップにもつながっていきますし、やりがいにもつながります。

大変なところ5選

ウマ子先生
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ここからはウマ子が感じる保育士の仕事の大変なところをご紹介します。

感染症をもらってよく体調を崩す

保育士になってまず一番に感じた事は、健康である事の大切さです。

一日8時間以上ほとんど動きっぱなしの仕事であり、さらには子どもから風邪をもらい、体調を崩しがちになります。

体が丈夫な人、風邪をもらいやすい人…様々かと思いますが、保育士一年目は特に風邪などの感染症をもらいやすいです。

ウマ子も、入社をして2.3年目くらいまでは特に子どもの風邪をもらう事が多く、2.3ヶ月に一回は体調を崩していました。単なる風邪から、インフルエンザ、コロナウイルス、アデノウイルス、手足口病などです。

中でも1番きつかったのは、入社して3年目くらいまで嘔吐下痢症に毎年夏と冬に必ずかかっていました。しかもなぜか、土日のお休みの時に発症して旅行中になることが多く、1人で旅館やホテルで寝て過ごす、ということも数回ありました。

また、溶連菌にかかった時には(溶連菌は正式には溶血性連鎖球菌の略ですが、そういう名前の細菌が主にのどに感染して、のどが痛くなったり、熱が出たり、場合によっては体や手足に発疹がでたりします。 あまり咳や鼻水は出ません。 口の中が特徴的で、舌が苺のように赤く、ぼつぼつしてきます)溶連菌は基本的には子どもにかかるもので、大人がなったとしても子どもからうつって感染するため、大人用の薬はあまり薬局に置いていないようで(私が溶連菌にかかった当初、十数年前の話です)38度台の熱がある中、薬を求めて薬局をハシゴした覚えがあります。

勤務の年数を重ねていくと免疫がつくのか不思議と感染症をもらいにくくなります。

ウマ子も4.5年目くらいから徐々に免疫がついてきたためなのか、体が丈夫になり、あまり感染症をもらわなくなりました。個人差はありますが、免疫はついてくるようなので、体調が悪い時は無理をせずお休みをもらいながら、免疫がつくまでの辛抱だと思って乗り切りましょう。

また、保育士になりたての頃は、疲れすぎて土日はお昼まで寝て過ごす、という方も多いかと思います。ウマ子もその一人でした。それだけ体力を使う仕事ではありますが、こちらも2.3年すると不思議と体が慣れてきます。

とにかく体が資本の仕事であるため、人が多い場所ではマスクをしたり、早寝早起きを心掛けたりして、体調を崩さないように配慮をして過ごしています。

書類業務が多い

保育士はとにかく書類業務が多いです…。

書類業務の一例

〇それぞれの計画書類(一日ごとで書く日案・週ごとで書く週案・月ごとで書く月案・年ごとで書く年案・個人別の月ごとの個別月案)

〇上記の計画書類の反省

〇発達の個人ごとの記録

〇室内の安全チェック

〇お昼寝時の突然死予防のお昼寝チェック

〇お散歩に行く際の人数管理表

〇1日の子どもの便や体温などを含めた様子を記録する書類

〇毎日の子どもごとの連絡帳の記入

〇ヒアリハットの記録(ヒアリハットとは、危ないことが起こったが幸い災害には至らなかった事象のこ と)

〇怪我や事故が起きた場合の記録

〇誕生日会や参観日など行事の企画書作成

各保育園により差や違いは多少ありますが、これらを各クラス担任が分担しながら行なっています。

書類業務を行う時間は決まった時間が設けられているわけではなく、お昼寝の時間や夕方の保育時間など、子どもが寝ていたり、降園して子どもが減ってきた時に時間を各職員が見つけて行なっています。

これだけの量があるので、書類のために残業する事もあります。

最初は大変でものすごく時間がかかりましたが、経験を重ねていくことで書き方を身につけたり、要領を得てスムーズにこなせるようになってきます。

ウマ子先生
ウマ子先生

もちろん得意不得意の個人差はあるかと思いますが、日々の積み重ねで出来るようになっていきますので、安心してください!

怖い先輩や嫌な先輩がいる

保育園の働きやすさはどこで決まるか、保育園の働きやすさは、職員の人間関係で決まります。

多少の地域柄はあるかと思うのですが、子どもはどこの保育園の子どもでも可愛い事には変わりはないです。

園長や主任の先生が良い先生であると、保育園全体の人間関係もある程度良好であるように感じます。

反対に、園長や主任の先生方との考えや意見が合わなかったり、中には派閥のようなものがあったり、怖い先輩がいて毎日のびのびと保育ができなかったり、いじわるのような事をしてくる先輩がいたり、という保育園もあります。

保育園内の人間関係は、外部からや見学などではわかりにくい場合がほとんどで、実際に働いてみてからでないと分かりません。保育園内の人間関係や働きやすさがわかる方法を他の記事でご紹介していますので、こちらもよければ参考にしてみてください。

ウマ子先生
ウマ子先生

人間関係でつらいと感じたり、頑張っても改善しない場合は、自分を責めたりせずに、転職をすることをお勧めします!

無理してその環境に適応しようとしすぎると、心を壊してしまいます。

今のその環境がすべてでは決してないので、つらいと感じたら環境を変える事も方法の一つです。

保護者対応の大変さ

いろんな保護者がいるので、関わり方を身に付けていく必要があります!

保育園に子どもを預ける保護者の方の中には、本当に色んな方がいます。保育園運営にあたり、理解をして下さる良い保護者の方がほとんどではありますが、偏った考えで子育てをされている方や、とても細かい方、自分の都合の良いように保育園を扱う方など色んな方がいます。

保育士は、それぞれの保護者に合わせた関わり方を少しずつ身につけていく必要があります。

保育士養成学校を卒業して保育士になった場合、20~22歳の方が多いですが、そのような年齢の人から見れば保護者の方はほとんどの人が年上になります。年上の保護者の方と話すことも最初は緊張するかと思いますが、毎日関わることで少しずつ関わり方が分かってきます。関わりを深めていくと、保護者の方にとっても、あなたが子どもの成長の喜びを共有できる大切な存在になってきます。保護者の方とそのような関係性ができるのも、保育士の喜びの一つになってくる事と思います。

子どもの命を預かるという重い責任がある

保育士の仕事は朝子どもを預かった状態のまま、帰りまで迎えることが望ましいです。

ですが、保育士がどれだけ気をつけていても子どもは怪我をする生き物です。

怪我を未然に防ぐ事、自分の体は自分で守る事の大切さを伝え、守り方を教える事が保育士の仕事です。

ウマ子先生
ウマ子先生

ウマ子の新人保育士の時のお話です。

保育室のテラスに出て感触遊びをしていた際に、子どもが転倒をして窓のさんにおでこをぶつけて、パックリと切れてしまった事がありました。

形成外科へ急いで受診をして、泣き叫ぶ子どもを抑えつけながら、病院の先生におでこを縫ってもらったことがありました。幸いにもおでこの縫い跡がそれほど残らずに済みましたが、その時の泣き叫んでいた子どもの様子とその時の胸の痛みはいまだに忘れません。

命を預かる重みをその際にも改めて感じました。

保育士は子どもの命を預かる仕事です。その分重い責任がのしかかりますが、その責任を持って、日々保育をしたり、安全管理について学びを深めたりする必要があります。

保育士になりたいと考えているあなたへ

以上保育士という仕事についてお話をしました。

保育士は子どもの大切な命を預かる仕事です。そのため、色々大変な事はありますが、それ以上に毎日の子どもの成長の喜びや楽しさが大きくあります。

ウマ子先生
ウマ子先生

子どもが好きで保育士を目指そうとしている方のその想いは素晴らしいものです。

全力で応援します!!

あなたが素敵な保育士さんになりますように!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

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