子どもが約束を守る方法【明日からすぐに実践できる方法3選】

ウマ子先生
ウマ子先生

こんにちは。ウマ子です!

ウマ子ってどんな人??

・保育士歴15年の現役保育士

・主任兼新人保育士教育担当

・現在園長を目指して勉強中

・子育て中の二児のママ

今回の記事では、幼児期の子どもが約束を守る方法についてお話します!

こんな人にオススメの記事

〇子どもが約束を守らなくて困っている
◯乳幼児期の子どもを育てるパパママ

ウマ子先生
ウマ子先生

約束をしてもすぐに子どもが破ってしまう、約束を忘れてしまう…などとお悩みの方も多いのではないでしょうか??

ご家庭や保育園などで、「おもちゃは出したら片付ける」「しっかりご飯を食べてから3時におやつを食べる」「〇時には寝る」など様々な約束やルールを作っても、なかなか約束を守る事ができずにお困りの方も多いのではないでしょうか。

ウマ子は保育士として幼児クラスの担任を2度ほど経験があり、フリーとしても幼児クラスの子どもと数多く関わってきました!

そのような経験を元に、今回の記事では子どもにとっての約束とは何か、約束を守るようにするための方法などについてお話をします。

この記事の内容

○そもそも子どもは約束が守れるの?

○約束を守るための関わり方がわかる!

○約束を守るために大切な事がわかる!

→子どもと約束をする事に対して前向きな気持ちになれる!!

ウマ子先生
ウマ子先生

幼児期の子どもの約束についてお困りの方の参考になると嬉しいです!!

子どもにとって約束とは?

ウマ子先生
ウマ子先生

子どもにとって約束を守るとは簡単にできる事なのでしょうか?

子どもにとって約束とはどんな事なのかについてお話しします。

社会は約束だらけ!

社会は約束やルール・決まりで溢れています!

約束、と言うと少し重みがありますが、

大人の生活の中でも、仕事の勤務時間、勤務内容、住んでるマンションのルール、ゴミ出しの仕方、交通ルールなど、少し考えただけでも、約束やルール・決まりで溢れています。

子どもは赤ちゃんから少しずつ成長して、自分と親だけの世界だったところから、少しずつ友だちや他者との関わりが増えます。

その中で自分の欲求や気持ちだけでなく、周りと折り合いをつけられるようになっていきます。その中で成長と共に、ルールや約束をするという事に触れる機会も多くなってきます。

時には自分のやりたい事や気持ちを貫き通せない事も…

いろんな約束やルールがある中で、少しずつ自分の気持ちが出てきて、時には思い通りにならない経験も含めて重ねていきます。

思い通りにならない経験の中で、約束やルールに触れる機会も多くなります。

例えば、児童館などの遊び場で友だちの持っていた玩具を取ろうとしてしまう時、スーパーなどのお店で好きなものを手に取って開けようとしてしまうとき、などです。

約束やルールを守れるように関わっていく事が必要

生活の中での約束やルールを一つ一つ守れるようになるためにも、約束やルールを守るという認識が必要になってきます。

社会にはいろんな約束やルールがあるとなんとなく認識できるようになる時期、そして、自分の気持ちや主張が明確に出てくるようになる時期、つまり大体二歳前後くらいを目安に、約束を守る事を意識して子どもと関わる事が必要になってきます。

子どもは当たり前のように約束が守れるようになる?いいえ、なりません!

ウマ子先生
ウマ子先生

では、約束をしたら子どもは当たり前のように約束を守る事ができるのでしょうか?

約束をしたからといって、自発的に約束を守るこどもが育つとは限りません!

こどもは基本的に自己中心的思考なので、自分の欲求や気持ちに反した約束の内容だと、当たり前のように守る事はできません。

だからこそ、約束や決まりを守る子どもを育てるためには、大人の関わりが必要になってきます。

子どもはなぜ約束を守らない?

ウマ子先生
ウマ子先生

なぜ子どもは約束を守らないのでしょうか??

子どもは未来の見通しをもって過ごすことが苦手であり、今が楽しければ良いと当たり前のように考えます。

その子の性格ではなく、子どもの思考の特徴でもあるようです。

子どもはそういう生き物です!

何も経験をしていない子どもが約束を守れないのは当たり前です!

「なんでうちの子は約束を守れないんだろう」「育て方が悪かったのかな」と考えてしまう事もあるかと思いますが、落ち込む必要は全くありません!!

約束を守るための必要な関わり方3選

ウマ子先生
ウマ子先生

では、約束を守るのが苦手な子どもに対して、どのような関わりが必要なのでしょうか??

子どもと一緒に約束事を決める

親が勝手に決めた約束を守らないのは当たり前!大切なのは子ども自身が納得・理解をする事!!

子どもの事を思って、親や保育者が考えた約束をして、それを守る事が出来なかった事に対していけない事だと伝えたり叱ってしまう事もあるかと思います。

ですが、周りに決められた事を実践するという事は子どもには難しいです。約束を守る上で大切な事は、自分で約束を決める事です。

ウマ子先生
ウマ子先生

お子さんと一緒に、守れそうな約束事を決めて、実践してみると良いかと思います!!

約束を守ったらどうなるか、約束を守らなかったらどうなるかを具体的に伝える

約束を守ったらどうなるか、約束を守らなかったらどうなるかを子どもが理解できるように具体的に伝える!

先程もお伝えしましたが、子どもは基本的には目先のすぐの事しか考える事が出来ず、少し先を想定するという事は中々難しいです。

その為、約束を守ったらどうなるか、約束を守らなかったらどうなるか、を具体的に子どもに伝える事で、少しずつ見通しを持って行動する事ができるようになってきます。

例えば…

「おもちゃを出すときは、前の遊んでいたおもちゃを片付けてから出す」という約束をする際は、

「片づけた方がたくさん広げて遊べるよ、前のおもちゃを片付けないと、踏んで転んだら危ないし、しまっておかないとなくしちゃうよ」などと、具体的な状況を伝えます。

上記の声掛けをしたからと言って、もちろんすぐには難しいかと思うのですが、

約束をする際に毎回約束を守った時と守らなかった時の行動を伝えてあげると、見通しを持って行動する事ができるようになってきます。

何でも大人が見通しを持って先回りして言葉かけをする事は良い事ばかりではないかと思いますが、見通しを持って行動する習慣をつける入り口には、大人が見通しを持った言葉かけをする事も必要になります。

約束を守らなかった場合でも、理由を聞く

約束を破った事を一方的に叱る前に、その理由と子どもの気持ちに寄り添いましょう!

約束を守らなかったときでも、子どもは悪いと分かっていない場合がほとんどです。悪気はないのです。

そのため、約束を守れなかった場合でも、強く叱ったり一方的に叱る事はできるだけ避けましょう。

約束をした事を忘れている・・・なんて事も多々あるため、「約束したの覚えてる?」「なんで約束が守れなかったかな?」と問いかけるようにして、子どもの気持ちに寄り添いながら一緒に考えていくと良いかと思います。

約束を守るために大切な事3選

約束を守る経験を重ねる

当たり前だと感じるかもしれませんが、約束を守る子どもが育つためには、約束を守る経験を重ねる事が大切です!

もっと強い言葉でお伝えすると、子どもが嫌がってしまっても、約束を守らせる経験をする事が大切です!

例えば…

『テレビを見るのは30分、一つのお話しが終わったら』という約束を子どもが納得のもとしたのであれば、30分経ったら絶対にテレビを消します。泣いても叫んでも約束をしたのだからと伝えて、別の事に興味が湧くよう関わっていきます。

最初はしばらく泣いて過ごす事もあるかと思いますが、そのような経験を重ねていく事により、約束を守るという事が自然にできるようになってきます。

子どもが泣いたからと言って、子どもの意見を通すのはNG!

約束をしても子どもが泣いて嫌がった時に、子どもの意見を通してしまう経験を一度でもしてしまうと、泣いて気持ちを押し通す方法が身につき、約束を守るという事が難しくなります。

ウマ子先生
ウマ子先生

子どもと約束をした際には、大人が強い意志をもって守れるように関わる事が大切ですね!!

約束を守る必要性を子ども自身が感じる

約束を守らなければいけない、と約束を守る必要性を子ども自身が感じる事が大切です!!

必要性を感じない事を続ける事は大人でも難しい事です。

約束をする意味を具体的に伝えた上で、子どもが約束を意識して行動している姿を見た場合には、小さい事であっても見逃さずに誉めて、子どもの気持ちを受け止めていきましょう。

大人が約束を守っている様子を日常的に見せる

子どもにとって一番身近な存在であるパパママが約束を守る姿を日常的に見せる事が大切です!

子どもは大人の鏡、親の背中を見て子は育つ、などという言葉もありますが、身近な大人である両親が日常的に約束を守る姿を見せる事が大切です。

まとめ

以上子どもが約束を守る方法についてお伝えしました。

子どもはなぜ約束を守らない?

子どもは未来の見通しをもって過ごすことが苦手であり、今が楽しければ良いと考える

約束を守るための必要な関わり方3選

〇子どもと一緒に約束事を考える

周りに決められた事を実践するという事は子どもには難しいため、お子さんと一緒に守れそうな約束事を決めて、実践してみると良い

〇約束を守ったらどうなるか、約束を守らなかったらどうなるかを具体的に伝える

できるだけわかりやすく具体的に子どもに伝える事で、見通しを持って行動しやすくなる

〇約束を守らなかった場合でも、理由を聞く

強く叱ったり一方的に叱る事はできるだけ避けて、問いかけるようにして、子どもの気持ちに寄り添いながら、約束を守る方法を一緒に考えていくと良い

約束を守るために大切な事3選

〇約束を守る経験を重ねる

子どもが嫌がってしまっても、約束を守らせる経験をする事が大切

子どもが泣いたからと言って、子どもの意見を通すのはNG!

〇約束を守る必要性を子ども自身が感じる

約束をする意味を具体的に伝えた上で、子どもが約束を意識して行動している姿を見た場合には、小さい事であっても見逃さずに誉めて、子どもの意欲を育んでいく

◯大人が約束を守っている様子を日常的に見せる

子どもは大人の鏡、親の背中を見て子は育つ、などという言葉通り、子どもにこうなって欲しいと思うのであればまずはあなた自身がその習慣を!

ウマ子先生
ウマ子先生

約束を破ってしまっても、それは子どもや親が悪いからでは決してありません!

約束を守るのも破るのも経験です!!

子どもが納得して行動する事ができるよう関わっていけたら嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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