子どもの言葉の発達が遅いと感じたら…【今すぐ試せる実践方法をご紹介!!】

ウマ子先生
ウマ子先生

こんにちは。ウマ子です!

ウマ子ってどんな人??

・保育士歴15年の現役保育士

・主任兼新人保育士教育担当

・現在園長を目指して勉強中

・子育て中の二児のママ

今回の記事では、子どもの言葉の発達についてお話をします!

こんな人にオススメの記事

◯子どもの言葉の発達が遅いと感じている
◯言葉の発達について不安がある
◯保護者の方から子どもの言葉の発達について相談を受けた

ウマ子先生
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お子さんの言葉の発達について不安を感じていませんか?

「同じ年のほかの子どもはたくさんお話してるのに…」

「うちの子だけ言葉が出ていない…」

「上の子はたくさん言葉が出たのに…」

などと、子どもの言葉の発達について不安に感じた事はないでしょうか。

子どもによって個人差はありますが、1歳を過ぎた頃から2歳頃にかけて、発語が見られるようになります。「パパ」「ママ」「バイバイ」「ワンワン」など、言いやすい言葉や身近な人や物の名前から言うようになってきます。

発語の時期には大きく個人差があり、1歳過ぎからお話しする子ども、2歳になって急にお話しする子どもなど様々です。

ウマ子先生
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ウマ子はこれまで保育士として1歳児担任を3回経験し、発語の時期の子どもを50人以上継続的に関わってきました。

そのような経験を活かして、今回の記事では子どもの言葉の発達が遅いと感じているパパママさん向けに、言葉の発達についてお話をします。

この記事の内容

○言葉が出やすくなる関わり方がわかる!

○言葉の発達を促す絵本がわかる!

○言葉の発達が気になる際の注意すべきポイントがわかる!

→言葉の発達の不安が明確になる!!子どもとの関わりがもっと楽しくなる!!

ウマ子先生
ウマ子先生

悩みを抱えている方の参考になると嬉しいです!!

子どもの言葉の発達を促す関わり方3選

とにかくたくさん子どもに話しかける

子どもの発語を促すには、子どもにたくさんの言葉かけをする事が発語につながる1番の方法です。

言葉の発育は、子どもの脳の構造上、一つの単語を覚えたから一つの言葉を言う、と言う仕組みではなく、脳に言葉が入るコップがあり、そのコップの中身が言葉でいっぱいになったら、コップから溢れた言葉が発語につながる、と言われています。

言葉がまだ出ない赤ちゃんや子どもでも、大人の言葉かけはしっかりと子どもの脳に届いています。そのため、赤ちゃんの頃からたくさん話しかけてご家庭のお子様は発語も早いです。

お話し好きなお母さんの子どもはお話し好きになります。これはたくさんの言葉のシャワーを乳幼児から浴びているからです。

ですが、何もしゃべらない赤ちゃんや子どもに言葉かけをするのは難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そのようなときは、話す内容はなんでも良いのです。

「天気が良いね」

「あとでお散歩行こうね」

「鳥や虫の声がするね」

「〇〇君は鳥さん虫さんは好きかな?」

などと、周りの状況や見えた景色、聞こえた後、触れたもの、匂いなど様々です。

子どもが表情や身振りで何かを表現した際にも言葉かけをするとGOOD!

「今少し眩しかったね、大丈夫かな?」

「手足を上手に動かしたね、かっこいいね」

「何が見つけたね、このおもちゃが好きなのかな」

などと、子どもの反応に対してたくさん話しかけてあげると良いです。

ウマ子先生
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発語が遅いと感じた場合でも、焦らずにいつか言葉のコップが溢れることを信じて、たくさん話しかけてあげてくださいね!

子どもの声を聞き取り、会話を広げる

子どもが発する意味のない声も含めて温かく受容して、言葉かけをするとよりGOOD!!

上記に記載したように、子どもにたくさん話しかける事が大切ですが、その中でも子どもの発信を見逃さずに受け止めて、言葉で表現する事も大切です。

子どもをよく観察していると、表情、身振り、目線、声など、いろんな表現を発信してくれています。その発信を受け止めながら、子どもの気持ちを読み取り、寄り添う言葉かけを行っています。

親子でいろんな経験をする

室内外共にお手伝いやお絵描き、絵本の読み聞かせ、散歩やスポーツ、アウトドア・旅行などとにかくいろんな経験を親子で共有する事がとても大切です!

子どもは様々な経験をする事で、その中で感性が養われて成長していきます。

家の中では、動画視聴や好きな玩具での遊びだけでなく、家事のお手伝いをしてもらったり、お絵描きをしたり絵本を読んだり…

戸外では、公園に行って探索をして自然物に触れたり遊具で遊んだり、旅行へ行って特別な体験をしたり…

とにかくいろんな経験を親子で楽しみながら取り組む事がとても大切です。

いろんな経験を親子で楽しみ感じた事を言葉にして伝える事で、発語だけでなく子どもの心身の成長にも著しくつながります。

発語を促すオススメ絵本

ウマ子先生
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子どもがいいやすいフレーズやセリフが出てくる絵本や歌を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ウマ子のおすすめ絵本は下記の通りです。




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もこ もこもこ(文研ミニブック) [ 谷川俊太郎 ]
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繰り返しが多かったり、言いやすいフレーズや言いやすいものの名前が出てきます。親子で楽しみながら読むと、発語だけではなく、子どもの成長につながる事と思います。

言葉の発達が気になる際の注意すべきポイント3選

ここまでは、子どもの言葉の発達を促す関わり方についてお話しをしました。

ウマ子先生
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言葉が出ないと感じた場合、どのような点に気を付けて子どもを観察すれば良いのでしょうか。3つのポイントについてお話しします。

大人の言葉掛けは聞こえているか

子どもの言葉の発達の遅れの原因が、聴力による影響の可能性もあります。

そのため、周りの音に反応したり、音がした方を見ようとする姿があるか等を注意してみてもらい、耳が正常に聞こえているかを見るようにしましょう。

大人の言葉掛けは理解できているか

大人の言葉掛けを聞いて行動する姿が見られる場合は、しっかりと聞こえて、言葉の内容を理解して行動するという事ができるいう事です。そのため、手洗いに行こうね、待っててね、などの簡単な大人の言葉かけを理解して行動する様子が見られる場合には、子どもからの発語も近いことが多いです。

大人が言葉掛けをした際に目が合うか

話しかけた時に目が合うか合わないかは、子どもの発達を知る上で非常に大きなポイントとなります!

こちらが話しかけても全く目が合わない、ということであれば、大人の言葉掛けを理解していない、子どもの心に届いていない可能性があります。

ウマ子先生
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上記の点を参考にしていただき、気になる点があるようであれば、かかりつけの小児科の先生に相談する事をお勧めいたします。

NG行動3選

発語を強要する

言葉が出ないからといって、焦って発語を強要するのはNG !

言葉が出ないからと言って、「言ってごらん!」「お話ししないと恥ずかしいよ!」などと、強要するような言葉掛けをしてしまうと、子どもが委縮してしまってより一層言葉が出なくなってしまう可能性があります。

言葉のやりとりの楽しさを思い切り共感しましょう!

言葉は自然と出るようになるので、まずは言葉のやり取りの楽しさを共感できるよう、大人が楽しみながら子どもにたくさん話しかけましょう。

子どもが話さないからと言って大人も話しかけない

子どもが話さないからと言って、大人も話しかけないで過ごすのはNG!

子どもが話さないからと言って、大人も話しかけずにいると、子どもが話すチャンスを逃してしまいます。子どもが起きているとき、遊んでいるときなどはできるだけ言葉のシャワーをたくさん浴びせてあげましょう。

子どもの気持ちを代弁したり、共感しながらたくさん話しかけましょう

子どもの気持ちや大人の気持ちを伝えながら、たくさん言葉掛けをする事で、子どもの頭の中にたくさんの言葉がたまっていきます。こちらが言葉掛けをした分、子どもの語彙力につながるので、できるだけポジティブな言葉掛けをたくさんするようにしましょう。

周りの子どもと比べすぎる

周りの子どもと比べすぎてしまうと焦りを感じてしまい、子どもとの関わりを楽しめなくなってしまう事も…。

発達の段階として、他の子どもと比べる事も時には必要な場面もありますが、言葉の発達に関しては特に個人差が大きいです。

他の子どもと比べすぎてしまうと、自分の子どもが出来ていないように感じてしまい、子どもの成長が感じられなくなってしまう可能性もあります。

周りの子どもではなく、過去の子どもの様子と比べて成長を感じましょう!

周りの子どもと比べそうになったら、1週間前・1か月前・3か月前・半年前の自分の子どもと比べてみる習慣をつけましょう。

そうすると必ず成長を感じられるポイントがあります。そこに目を向けて子どもの成長を十分に認めてあげるといいですね。

まとめ

〇発語の時期には大きく個人差がある

1歳過ぎからお話しする子ども、2歳になって急にお話しする子どもなど様々

〇子どもの言葉の発達を促す関わり方2選

・とにかくたくさん子どもに話しかける

・子どもの声を聞き取り、会話を広げる

・親子でいろんな経験をする

〇発語を促すオススメ絵本

『だるまさんシリーズ』

『じゃあじゃあびりびり』

『いないいないばあ』

『もこもこもこ』

『がたんごとん』

〇言葉の発達が気になる際の注意すべきポイント3選

・大人の言葉掛けは聞こえているか

・大人の言葉掛けは理解できているか

・大人が言葉掛けをした際に目が合うか

〇NG行動2選

・発語を強要する

・子どもが話さないからと言って大人も話しかけない

以上、子どもの言葉の発達が気になる際のお話をしました。少しでも保育や子育ての参考になると嬉しいです。

ウマ子先生
ウマ子先生

もし言葉の発達が気になるようなら、まずは定期健診で相談する事をお勧めします。

1歳半健診は大体どの自治体でも行われていますので、一歳半健診の際に相談してみると良いでしょう。

ウマ子先生
ウマ子先生

毎日頑張るパパママさんの不安が少しでも軽くなると嬉しいです。

お子さんとの自がんがより楽しくなりますように!!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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