保育園での寝かしつけがうまくいかないあなたへ…【寝かしつけのコツ3選】

ウマ子先生
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こんにちは。ウマ子です!

ウマ子ってどんな人??

・保育士歴15年の現役保育士

・主任兼新人保育士教育担当

・現在園長を目指して勉強中

・子育て中の二児のママ

今回の記事では、保育園のお昼寝の寝かしつけのコツについてお話をします。

こんな人にオススメの記事

◯保育園での子どもの寝かしつけに苦戦している
◯他の先生では寝るのに自分だとなかなか子どもが寝てくれない
◯寝かしつけのコツをとにかく知りたい!

ウマ子先生
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保育園でのお昼寝の寝かしつけって、難しいですよね…

中々子どもが寝てくれない…

子どもが遊び出してしまう…

他の先生だと眠るのに…

こんな思いを抱えている保育士さんも多いのではないでしょうか?

保育園生活で保育士さんが苦戦する場面の一つとして、お昼寝時の寝かしつけがあります。

日中の様子同様、お昼寝の際の子どもの様子も様々です。

保育者の寝かしつけなしで、自分でお布団に入っていつの間にか寝ている子ども、寝入る前に大はしゃぎだけど寝るタイミングになるとパタリとスイッチが切れたように眠る子ども、ぐっすり3時間以上眠る子ども、1時間未満で起きる子どもなど、いろんな子どもがいます。

ウマ子先生
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ウマ子も寝かしつけが全然上手くいかず、悩んでいた事もありました…。

今回の記事では、保育園での寝かしつけに苦戦する保育士さん向けに、保育園での寝かしつけのコツについてお話をします。

この記事の内容

◯保育園でのお昼寝について詳しくわかる!

◯入眠しやすい環境がわかる!

◯お昼寝の寝かしつけのコツがわかる!

→保育園での寝かしつけがスムーズにできるきっかけになる!!

ウマ子先生
ウマ子先生

寝かしつけでお悩みの保育士さんの参考になると嬉しいです!!

保育園でのお昼寝について

ウマ子先生
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そもそも保育園でのお昼寝は必要なのでしょうか??

まずは、保育園でのお昼寝の必要性についてお話しします!

お昼寝の時間はどのくらい必要?

子どもの必要な睡眠時間-ご家庭での夜の睡眠時間=保育園でとるべき睡眠時間 です!

睡眠は子どもがすくすくと育つにあたって欠かせない事です。

睡眠時間が足りなくて、子どもがすくすく育たない…なんて事にはなりたくないですよね。

個人差もありますが、推奨されている睡眠時間が発表されています。研究機関等によりその時間は多少異なりますが、こちらの記事では下記の推奨睡眠時間を参照しながら、お昼寝の時間を考えていきます。

推奨されている一日の睡眠時間について

米国国立睡眠財団(National Sleep Foundation)が発表した年代別の推奨睡眠時間をご紹介します。

年代別の推奨睡眠時間

新生児(0~3ヵ月) :14~17時間

乳幼児(4~11ヵ月):12~15時間

幼児(1~2歳):11~14時間

未就学児童(3~5歳):10~13時間

学齢児童(6~13歳):9~11時間

10代(14~17歳):8~10時間

若年成人(18~25歳):7~9時間

成人(26~64歳):7~9時間

高齢者(65歳以上):7~8時間

※上記の時間は米国の研究結果なので参考程度にご覧ください。

例えば…

1〜2歳で見てみると、11〜14時間となっています。

ご家庭での睡眠が、夜9時から朝7時と仮定すると、夜の睡眠だけでは10時間です。その為、あと1〜4時間は睡眠が必要という計算になります。

3歳未満の大体の子どもはお昼寝が必要な計算に!

上記の例で考えても、個人差や家での睡眠時間によって異なってくるかと思いますが、三歳児未満のお子様は特にほとんどの子どもが保育園でのお昼寝が必要であるという計算になります。

ウマ子先生
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保護者の方からお昼寝の時間について質問を受けた場合は、年齢に合った必要な睡眠時間を伝えて、ご家庭での睡眠のリズムを聞き取りながら一緒に考えていくと良いでしょう。

子どもがお昼寝しやすい環境をつくるためにはどうしたらいい?

ウマ子先生
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子どもがお昼寝しやすい環境をつくるためにはどうしたらいいのでしょうか?

安心して過ごせる環境にする

大人も子どももそうですが、安心できる環境でないと眠る事はできません。

いくら眠くても、緊張する慣れない空間で睡眠をとる事は難しいですよね…。

そのため、お昼寝の時だけでなく一日を通して子どもが安心して過ごせる環境を作る事が、安定したお昼寝をする第一歩となります。

まずは子どもとの信頼関係を築く

子どもにとって安心できる存在になる事が大切です!

安心できる環境を作るにあたって大切になってくるのが、保育士さん…そうあなたの存在です。

あなたとの関わりに安心感を抱くと、子どもにとって保育園自体が安心できる場所となります。

そのため安心して関わる事が出来るよう、子どもの気持ちを受容しながら思いきり遊びを楽しんで、信頼関係を築いていきましょう。

日中に思いきり体を動かしてたくさん遊ぶ

午前中のお日様が出ているときに思い切り体を動かしてたくさん遊ぶとGOOD!

子どもは日中お日様の日差しを浴びながら過ごす事で、心も体も活性化されて成長していきます。

そのため、日中晴れた日は出来るだけ戸外活動を行い、思いきり体を動かして遊びましょう。

たくさん遊んでたくさん食べてたくさん眠る事が子どもにとって一番の栄養です。

ウマ子先生
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子どもと同じ目線になってたくさん遊んで、楽しい時間を過ごしましょう。

お昼寝しやすい環境作りはどうする?

ウマ子先生
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お昼寝をしやすい環境とは具体的にどんな環境でしょうか?

電気を消して窓からの自然光のみでOK

基本的には室内の明るい電気は消して、窓からの自然光のみくらいの明るさでOK!

明るい電気がついているとなかなか入眠しづらいですよね。

部屋の広さや作り・日当たりにもよりますが、お昼寝の際には明るい電気は消して、窓からの自然光のみの明るさぐらいが入眠しやすいです。

暗くなってしまう場合は、お昼寝をしている子どもの様子が見づらくなってしまうため、大変危険です。そのような場合は、小さめの電気や少し離れたところの電気をつけて明るさを調整しましょう。

オルゴールをかけたり子守唄を歌う

他の子どもの声などで気が散らないよう、ゆったりとしたオルゴールをかけたり子守唄を歌って過ごしましょう。

保育園は集団生活なので、全くの無音にする事はできません。

そのため、オルゴールのCDをかけたり、保育士さんが優しく子守唄を歌ったりしながら、ゆったりとした雰囲気を作っていきます。

遊びや給食、着替えの場所と出来る限り区切る

お昼寝の空間は、他の活動をしている子どもとは出来るだけ分けましょう!

お昼寝をする空間のすぐ近くで、他の子どもがご飯を食べていたり着替えをしたりしていると、なかなか睡眠スイッチが入らなくなってしまいます。

ウマ子先生
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ご家庭とは違い、全くの無音で過ごすという事は難しいですが、できるだけ静かな環境を整えるといいですね!

寝かしつけのコツ3選

ウマ子先生
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ここからは、すぐに実践できる寝かしつけのコツをご紹介します!

愛情を持って、子どもの背中やお腹、手足などを撫でる

子どもがゆったりとした気持ちで安心して入眠する事ができるよう、保育士自身が落ち着いた気持ちで、愛情を持って子どもの体を撫でましょう。

寝かしつけの際は子どもを撫でながら、

「かわいい小さい手足だなー…」「今日は公園で〇〇して可愛かったなー…」などと、子どものことを考えていると、その気持ちが子どもにも伝わるのか、安心して入眠する事ができます。

ウマ子先生
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子どもが手足を動かしている場合は、動かしている手足を優しく撫でてあげましょう。

手の温かさが子どもに伝わるよう優しくトントンする

手の温かさが伝わるように、優しくトントンと背中や胸を叩いてあげると安心して入眠する事ができます!

子どもも大人も同様ですが、温かくて心地良いと自然と眠くなります。また、子どもはまだ小さい頃は、ママのお腹の中にいた時の記憶があります。ママのお腹の中では、ママの心音をずっと聞いて10ヶ月も過ごしていたので、産まれた後も、母の心音に安心感を抱くと言われています。

その為、人の心拍数くらいの早さで、優しくトントンと背中や胸を叩いてあげると子どもの安心感につながります。

子ども一人ひとりの好きな寝方や心地良い場所を見つける

子どもをよく観察して、入眠時の癖や求めてるスキンシップを読み取っていく!

子どもによって、好きな寝方や、触られて心地良い場所は異なります。

耳付近を撫でられて心地よく感じる子ども、保育士の手首や肘をコリコリと触りながら眠る子ども、モゾモゾと寝返りを繰り返しながらいつの間にか寝ている子ども、タオルの端を指で触りながら眠る子ども…など様々です。

ウマ子先生
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上記の撫でたりトントンしたりする方法を試しながらも、子どもの様子を見て、好きな寝方や習慣を見つけてあげると良いですね!

1歳未満の子どものうつ伏せ寝は絶対にNG!

子どもによってはうつ伏せ寝の方が入眠しやすい子どももいます。

しかし、1歳未満の子どものうつ伏せ寝は窒息や乳幼児突然死症候群につながる可能性もありますので、絶対にさせないでください。

もし、子どもがうつ伏せになってしまったら速やかにあお向けにするようにしましょう。

ウマ子先生
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保育園によって0・1歳児クラスはうつ伏せ寝NGにしている保育園もあるので、保育園の決まりに従ってくださいね。

NG行動3選

ウマ子先生
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ここからはついついやってしまいがちなNG行動についてお話をします!

焦って寝かしつけをする

焦りやイラ立ちは子どもにすぐ伝わってしまいます…!

子どもは大人の心を読み取るのがとても上手です。

「子どもが寝たら連絡帳を書いて、製作の続きをして…」などと違う事を考えていたり、早く寝てほしいという焦りの気持ちがあると、不思議と子どもも落ち着かなくなり、入眠しづらくなります。

日々忙しい保育士さんは子どものお昼寝の時間もやらなくてはいけない仕事がたくさんあります。

しかし、寝かしつけの時は特に、いったん慌てる気持ちをなくして落ち着いて寝かしつけをすると、子どもも入眠しやすくなります。

ウマ子先生
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慌ててしまいそうになったら、一度深呼吸をして気持ちを落ち着けるといいですね!

心の中で早く寝てほしいと願う

「早く寝てくれないかなー…」と思ってしまうと、その気持ちが不思議と子どもに伝わり、子どもも安心して入眠することができなくなってしまいます。

上記と同様ではありますが、たとえ心の中であっても、「早く寝てほしいな」と慌ててしまうと、子どもにその気持ちが伝わってしまいます。

子どもの力ってすごいですよね。

寝かしつけの時は、「早く寝てー」と思うのではなく、子どもが安心して入眠できるよう、穏やかな気持ちで関わるように心がけましょう。

「他の子が起きちゃうでしょ!」と言って叱る

「寝なさい!」と叱られて眠る子どもなんてなかなかいないですよね…。

寝かしつけをしていると、子どもが寝たがらずに大きな声を出してしまって、他の子どもも起きてしまう…という場面も時にはありますよね。

そんな時についつい、「お友だちが起きちゃうでしょ!!静かに寝てください!」なんて叱ってしまう事もありますよね。

ですが冷静に考えると、「寝なさい」と叱られて静かにすぐに眠ってくれるわけがありません。

あまりにも寝ない場合はどうする?

ウマ子先生
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では、なかなか眠ってくれない場合はどうすればよいのでしょうか?

別の部屋で過ごす

泣いたり大きな声を出したりする場合は速やかに別の場所に移動しましょう。

泣いたり大きな声を出してしまう子どもの場合は、他の子どもが起きてしまうため、出来るだけ早めに別の部屋に移動して個別対応するようにします。

別の場所で、ゆっくり子どもの気持ちを受け止めながらゆったりと関わり、気持ちが落ち着いた場合は再び他の子どもと同じ部屋で寝かしつけをします。

気分転換に外気浴へ行く

あまりにも大きな声を出してしまったり暴れてしまう場合は、一度外に出て気分転換をして気持ちを切り替える事も必要です。

室内の別の場所に行っても落ち着かない場合は、一度園庭やテラスなど外に出て気分転換をする事も方法の一つです。

外に出て、温かいお日様の光や風を浴びたり、周りの自然物を見たり鳥の声を聞いたりする事で、気分転換になります。

また、一人の先生で手に負えない場合は、気分転換をするという意味でも他の先生に代わるのも方法の一つです。

保護者の方と連携を取って生活リズムの見直しをする

継続的にお昼寝が出来ない日が続く、生活リズムが安定しないという場合は、一日を通しての生活リズムの見直しが必要な場合もあります。

ご家庭での生活リズムが整っていない、朝の起きる時間がとても遅い…などの原因がある場合が多いです。

そのため、保育園でのお昼寝の様子を伝えながら、ご家庭での生活リズムについて聞き取り、一日を通した生活リズムの見直しが必要になります。

まとめ

以上、子どもの寝かしつけについてお話をしました。

保育園でのお昼寝について

◯睡眠は子どもにとって成長する上で最も重要な時間

〇子どもの必要な睡眠時間-ご家庭での夜の睡眠時間=保育園でとるべき睡眠時間

◯個人差はあるが、3歳未満のほとんどの子どもは保育園でのお昼寝は必要

子どもが入眠しやすい環境

◯子どもが安心して眠ることができるよう、日中の遊びの時間に子どもと心を通わせて、信頼関係を築く

◯環境としては、電気をある程度消して暗くして、子どもの顔がしっかりと見えるくらいの明るさする

◯子守唄を歌ったりオルゴールの音楽をかけたりして入眠を促す

寝かしつけのコツ

〇愛情を持って、子どもの背中やお腹、手足などを撫でる

〇手の温かさが子どもに伝わるよう優しくトントンする

〇子ども一人ひとりの好きな寝方や心地良い場所を見つける

NG行動

〇焦って寝かしつけをする

〇心の中で早く寝てほしいと願う

〇「他の子が起きちゃうでしょ!」と言って叱る

あまりにも寝ない場合はどうする?

〇別の部屋で過ごす

〇気分転換に外気浴へ行く

〇保護者の方と連携を取って生活リズムの見直しをする

寝かしつけの時間も子どもとスキンシップをとる大切な時間の一つです。

ウマ子先生
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寝かしつけがうまくいかずに悩んでいる保育士さん、いつもお疲れ様です!

あなたは今も素敵な先生です!!

この記事をきっかけに、寝かしつけの時間も含め、あなたにとっても子どもにとっても素敵な時間になると嬉しいです!!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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